広東語基本単語2000
陳守強:著+鄧超英:著
定価:本体 1,650円+税
(税込定価: 1,782円)
ISBN978-4-87615-645-0
判型:新書判
232ページ
テキスト(音声別売)
入門~初級
1991年3月1日発売
只今、弊社にて在庫切れ
別売音声:ISBN978-4-87615-533-0
(CD2枚 価格:本体 2,300円+税)
聴いて,話すための
シリーズ累計65万部突破のロングセラー。聴いて話すために必要な基本単語2000語を項目別に学習。発音と基本的な文型についても巻頭で解説。別売の音声教材はCD版のほか、インターネット経由でデータをダウンロードできるDL版(有料)もある。

はじめに

 私は生まれてよりこのかた広東語を数十年使ってきて、ほかの国の言葉とよく比べてみる機会がありました。そして、広東語ほど難しい言葉はないと思っています。

 まず、発音の複雑さと音節の多さに圧倒されます。さらに文字も複雑です。広東語は、書く言葉ではなく、あて字の多い一つの方言なのです。そのためか、非常に生き生きしている言葉で、まるで生物のように変化し、新しいことばがひんぱんに生まれてくるのです。例えば広東省の人々の広東語と香港人の広東語はかなり違います。2つの地域の文化、環境、生活習慣がたった数十年ちがっただけで、大きなちがいが生まれてしまいました(この本では香港の広東語を中心にしています)。

 しかし、恐ろしく難しい反面、広東語は既有の文字にしばられていないため、非常に説明しにくいニュアンスや、物事の状況や、人の心理状態などが表現力と想像力によっておもしろく、生々しく表現できます。ということは、とても親しめることばなのだと思います。広東語を勉強するのは楽しいでしょう。本書を皆さんに使っていただき、広東語を使う人々の心理や、性格や生活様式なども広東語の勉強とあわせて紹介できて、たいへんうれしく思います。

1991年2月
著者
陳守強(J.S.K.Chan)
※本書の広東語の漢字は香港で通用している昔からの複雑な字体を採っています。ただしコラムなどでは漢字によって日常生活で用いられている字体で表記しました。