音声ダウンロード・すぐ聴く音声 FAQ
はじめに
海外ですれ違う日本人観光客、特に安宿を泊まり歩く行動的な若者たちや、長期の旅行者たちが、申し合わせたかのように持ち歩いている旅行情報書あります。『地球の歩き方』(ダイヤモンド・ビッグ社)という本です。私もHawaii, New York, Thailandを訪れたときに利用しましたが、鮮度の高い情報に臨場感があり、読んでいるだけでも旅をした気分にさせられる憎い本です。
本書も身近な生活レベルに合った単語・フレーズを軸に、準備した対話(dialogue)や解説には「鮮度」を意識しました。また、本書では基本単語をrinse out one's mouth(うがいをする)のようにフレーズの形で提示し、単語同士の結びつきが自然に身につくようにも配慮しました。そして、優れたナレーターたちによって吹きこまれたCDも付いています。お手本のCDを何度も繰り返し聴き、声に出して練習することで、単語や表現を確実に覚えることができるでしょう。
また、dialogueの書き取り(dictation)を行ない、CDのトラック・ナンバー毎に自己添削することで、音声と一緒に英語を文字に置き換えて学ぶ習慣も身につきます。この方法はTOEIC900点台の実力者の多くが家庭学習用に採用している学習法です。私が教える大学(大正大学・武蔵野女子大学)でもこの学習法を取り入れたところ、とても大きな成果が上がりました。TOEICや英検で弱いと指摘されている日本人の読解力(reading comprehension)と文法力の強化にも大きな力となるはずです。
「本書の効果的な使い方」に従い、熱心に練習されるなら、すべてのdialogueを空で言えるようになるでしょう。そして、あなたの英語力に小さな革命が起きたことを実感されることでしょう。その実感が冷めない内に、ぜひTOEICを受験してみてください。その成果をスコアという数字で確認してほしいのです。確認できましたら、その喜びを私にも分けてください。 amhouse●(●はアットマーク)jcom.home.ne.jp でメールをお待ちしております。
本書の執筆にあたっては、TOEIC950点以上、英検1級取得の実力を持つ渋谷由紀さん、正清知子さんにdialogue作成と解説も協力してもらいました。Ms.Sarah Leonardにはネイティブ・スピーカーの視点で、すべてのdialogueを鮮度のよい英語表現に校正してもらいました。日本語校正は秘書の臼井あゆみさんにお願いしました。(株)語研編集部の島袋一郎さんには遅筆である私の仕事振りを我慢していただきました。本書は以上の皆さんの協力・忍耐から生まれ皆様の手に渡ったのです。
心から感謝申し上げます。
青山大学卒業後、北欧留学。帰国後、同時通訳の(株)アイエスエスを経て、西東京市に英会話教室 American House ( amhouse@jcom.home.ne.jp ) 開設、指導にあたっている。大正大学および武蔵野女子大学講師(リスニング専門)。『Listen & Repeat』『Listen & Repeat + D』(共にジャパンタイムズ刊)、『短いフレーズで超簡単英会話』(旺文社刊)など著書多数。アルク「1000時間ヒアリングマラソン」講師。
[ホームページ]
http://kigaru.gaiax.com/home/hiro007/main