プロローグ

現在，世界140 か国以上の国々と1 万を超える高等教育機関において，入学条件の英語力を測るテストとして採用されているIELTS は，年々受験生が増えており，ますますその価値が高まっています。そして，英米のトップスクールでは7.0~7.5，中堅の大学では6.5，交換留学は6.0~6.5 のスコアが要求されています。

IELTS はリーディング，リスニング，ライティング，スピーキングの4 つのセクションに分かれており，受信力と発信力を的確に評価できる素晴らしい試験です。このような世界に通用するIELTS で，7.0 以上の高得点を取るには，「受信」という意味では8 千語（できれば1 万語）水準以上，「発信」という意味では5 千語（できれば6 千語）水準以上の語彙力が望ましいといえます。

そこで本書は，受信・発信の両面で高得点をゲットするために，次のような構成になっています。

• すべてのセクションに必須の「一般語彙」厳選2000 語を「レベル別」にカバー。
  
  （必須語彙200 語：6.0 レベル，最重要語レベル① 600 語：6.0–6.5 レベル，最重要語レベル② 600 語：6.5–7.0 レベル，重要語600 語：7.0–7.5 レベル）
• リーディング・リスニングでハイスコアをゲットするための【分野別】必須アカデミック・ボキャブラリー約400 語を収録。
• 必ず言い換えて出題されるリーディング・リスニング問題や，必ず言い換えなければ減点されるライティング問題で高得点を取るために，ベストの類語を明記。
• 各単語をできるだけ素早く，的確に覚えられるようにベストコロケーションを明記。
• コラムでは類語言い換え力UP クイズ＆使い分け解説，ライティング高得点ゲットのための「マルティプル言い換え表現」，引き締まった英文を書くための「ハイフン表現」，スピーキング力スコアUP 重要「人物表現」などを網羅。

なお，学習ペースは1 か月完成なら1 日約80 個，2 か月なら約40 個，3 か月なら約30 個をマスターするように心がけてください。

最後に，本書の制作にあたり，惜しみない努力をしてくれたアスパイアスタッフの常田純子氏，田岡千明氏，上田敏子氏，および（株）語研編集部の島袋一郎氏には心から感謝の意を表したいと思います。それから我々の努力の結晶である著書をいつも愛読してくださる読者の皆さんには心からお礼申し上げます。

それでは皆さん，明日に向かって

Let’s enjoy the process!（陽は必ず昇る）