※ためし読みの色は実際の書籍とは異なります。
はじめに
今あなたは、ドイツ旅行を考えている最中でしょうか? それとも、ドイツ留学・出張・赴任を目前にし、単語集を探しているところでしょうか? それとも、何気なく本書を手にとり、ぱらぱらとページをめくっているところでしょうか?
きっかけはどうあれ、「ドイツ語ってどんな言語だろう?」「ドイツ語でどう表現すればいいんだろう?」あるいは「いい例文ないかな?」なんて考えながら、見ているのではないかと思います。
外国の方が日本に来て日本語を話してくれると安心しますね。それがちょっとした挨拶だとしても、雰囲気が和むことがあります。それと同じで、私たちがドイツ語を話せば、やはりそれは相手に興味を持っていることの証になります。言語を理解すると、人間性や文化もより深く理解できるはずです。
本書は日常生活に必要な単語を厳選し、実際に使える表現、とりわけ簡単に話せる例文を紹介しています。既にこれまでドイツ語を学習してきた方には、知識の再確認としてもお役に立てるのではないかと思います。第3章では必要最低限のドイツ語文法をまとめました。堅苦しい表現は避け、出来る限り簡単に説明しましたので、ご一読いただければ嬉しいです。
それでは、本書の例文を使って、ドイツ語会話をお楽しみください!
❖本書の構成と使い方
本書は以下の3 部構成になっています。
【第1章 これだけは覚えよう! ドイツ語頻出表現20】
初めてのドイツ旅行でも必要になってくる頻出表現を集めました。20 の頻出表現を覚えることで、旅がより充実したものになるでしょう。アクセントはカタカナ表記に太字で示しました。
また、⤴ マークは尻上がりに読みます。
【第2章 日本語から引くドイツ語】
日本語を手がかりにドイツ語を覚えてきます。左ページにはドイツ語、右ページにはそのドイツ語を使った例文を紹介しています。例文は日常会話でよく使われる表現、作文に応用できる表現を中心に紹介しました。
左ページで紹介されている単語のうち、名詞には男 女 中で性別を表示してあります。ドイツ語の名詞は性別とともに覚えることが大切です。
■ 記号
【第3章 ドイツ語の基本文法】
ドイツ語の発音と基本的な文の仕組みについて解説してあります。
上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。1998年4月,ベルリン工科大学留学。ドイツ文学・経営学専攻。2000年にドイツ語翻訳者として独立。2007年9月,日本帰国。現在,ドイツ語の翻訳者・通訳者として活動し,ドイツ語会話レッスンCafé Treffも開講中。
http://www.jccfh-translation.com/jp/
(ドイツ語翻訳)
http://www.cafetreff.com/
(ドイツ語個人レッスン)