★日本人ビジネスピープルが国内外で日々遭遇するビジネスシーン175を厳選。それぞれの場面で使える便利な英語フレーズをA→Bの短い対話文とともに紹介したビジネス英語表現集です。対話文は3つでひとつのダイアログを構成しています。
★「勤務」「ミーティング」「商談・交渉」「出張」「採用・入社・退職」「接客・サービス」という6つのビジネスシーンをカバーしています。国際派ビジネスピープルのニーズも考慮して、昇給の要求や転職など、外資系企業ならではのトピックも収録しました。CD付き。
※ためし読みの色は実際の書籍とは異なります。
はじめに
本書は、日本人ビジネスパーソンが国内外で日々遭遇するビジネスシーン175を厳選し、それぞれの場面で使える便利な英語フレーズをA→Bの短い対話文(隣接ペア)とともにまとめたビジネス英語表現集です。対話文は3つでひとつのダイアログを構成していますので、自然な話の流れに沿って理解でき、効率よく学習できます。
今日、英語がグローバルビジネスの共通語となっていることは疑う余地もありません。英語圏のビジネスパーソン同士は当然ですが、英語圏と非英語圏のビジネスパーソンの間、さらに非英語圏のビジネスパーソン同士の意思疎通にも英語が広く使われています。日本人ビジネスパーソンが英語圏のビジネスパートナーとコミュニケートする際は、対面、電話、メール、ファクスなどで必ず英語でやりとりする必要があるでしょう。また、フランスやドイツなどのヨーロッパ諸国、さらに中国、台湾、韓国のビジネスパーソンとの連絡、商談も英語で行う機会が増えています。もちろん、今でも通訳者を介することはしばしばあります。しかし、会議や交渉だけでなく、現場レベルでも販売担当者やエンジニア、開発者が直接英語でプレゼンテーションをしたり、情報交換をする必要に迫られているのです。
本書では、「勤務」「ミーティング」「商談・交渉」「出張」「採用・入社・退職」「接客・サービス」という6つのビジネスシーンをカバーしています。国際派ビジネスパーソンのニーズも考慮して、昇給交渉や転職など、外資系企業ならではのトピックも含んでいます。
ファーストリテイリングや楽天など、成長著しい日本企業で英語を社内公用語にする動きが注目を集めています。すでに国際ビジネスに従事されている方だけでなく、大学でビジネスを学んでいる学生や、アントレプレナーを目指している方々も、ぜひ本書を使って世界対応のビジネススキル向上を図っていただければ幸いです。
最後に、本書の場面設定について、東京でビジネスの第一線で活躍されているスタッフ・サービスの道西隆侑氏には、現場の視点からたいへん貴重なアドバイスをいただきました。また、本書の構成や掲載項目の細部について、株式会社語研の奥村民夫氏および山口貴久枝さんから貴重な助言やご指摘を賜りました。ご協力いただいた皆様に、この場を借りて改めて心よりお礼申し上げます。
国立大学法人小樽商科大学大学院ビジネススクール(OBS)教授 小林敏彦
もくじ
米国南イリノイ大学フランス語学科(B.A.)卒,南イリノイ大学大学院TEFL修士課程修了(M.A.),ケンブリッジ大学大学院言語学修士課程修了(M.Phil.),ハワイ大学大学院言語学博士課程修了(Ph.D.取得)。ハワイ言語学学会(LSH)前会長,北海道国際ビジネス協会(HIBA)前会長。現在,国立大学法人小樽商科大学言語センター准教授。
著書に『ネイティブがよく使う英会話表現ランキング』『会話する英文法Q&A』『英会話フレーズ600』『英語で言ってみるMy Life』『単語でマスターするネイティブ英会話』(以上,語研),『言語と私たちの世界』『英会話フレーズ2220』『日本人から見たアメリカ人の不思議な行動パターン』(以上,三修社),『私たちの地球と健康』『かけがえのない健康と環境』(以上,成美堂),“A Theory of Genericization on Brand Name Change”(Edwin Mellen Press)。Time magazine,The Japan Times,Honolulu Advertiser,Verve,その他記事投稿多数。URL:http://www.otaru-uc.ac.jp/~shawn
小樽商科大学商学部経営法学コース卒(大谷良雄ゼミ:国際法専攻),ハワイ大学マノア校大学院英語教育研究科修了(MA in ESL),ハワイ州会議通訳者免状(同時・逐次)取得。ハワイ大学日本語講師を経て,現在,国立大学法人小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(OBS:Otaru Business School)教授。担当は「中級ビジネス英語」。
TESOL学会,大学英語教育学会(JACET),映画英語教育学会(ATEM),時事英語学会(JACES)会員。柔道2段,コバ英語ジム(KEG:KOBA English Gym)主催。趣味は洋画と筋トレ。
著書に『はじめての英語ニュース・リスニング』『ネイティブがよく使う英会話表現ランキング』『日常英会話ネイティブ表現』『会話する英文法Q&A』『英会話フレーズ600』『英語で言ってみるMy Life』『単語でマスターするネイティブ英会話』(以上,語研),『外国人の先生と話そう』(大修館書店),『映画英語教育論』(スクリーンプレイ社),『かけがえのない健康と環境』(成美堂),『英会話フレーズ2220』(三修社),『英語リスニング教材開発の理論と実践』(小樽商科大学出版会)ほか多数。主要論文に,“Native and Non-native Reactions to ESL Compositions”(TESOL Quarterly, vol.26, No.1, Spring 1992)がある。