ビジネスパーソンのミーティング・プレゼンテーション英語表現
ビジネスパーソンのミーティング・プレゼンテーション英語表現ISBN9784876152407
定価:本体 1,600円+税
(税込定価: 1,760円)
ISBN978-4-87615-240-7
判型:四六判
208ページ
CDブック(CD1枚)
2011年8月2日:発売
※本教材の感想を読者カードやレビューサイトにお寄せください。
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すぐに使えるミーティング、プレゼン用英語表現550

ミーティング、レクチャー、ワークショップ、カンファレンスなど、ビジネスの現場で行うプレゼンテーション(口語発表)に使える英語表現550を場面別、機能別に覚えやすくまとめ、実用例をダイアログ、モノログとともに紹介しています。
制限時間内で必要最小限の情報に絞り込んで説得力のある話を展開しつつ、関連資料を示し他の出席者や聴衆と積極的にやり取りしながら明確なメッセージを伝えられる表現力を身につけるための一冊です。CD付き。

※ためし読みの色は実際の書籍とは異なります。

はじめに

本書は、ビジネスの最前線にいる英語学習者がミーティング、レクチャー、ワークショップ、カンファレンスなどの場で効果的な英語によるプレゼンテーション(口頭発表)を行うためのフレーズ集です。実際に役立つ550フレーズ以上を場面、目的、機能別に覚えやすくまとめ、その実用例をダイアログ、モノログとともに紹介しています。

プレゼンテーションは、単なるスピーチではありません。発表者は事前に目標を設定し、それを制限時間内で達成するために、関連資料を効果的に提示しながら聴衆にメッセージを伝えなければなりません。ビジネスにおいて、プレゼンテーションの重要性は高まる一方で、交渉力(ネゴシエーション)と並んで重要なビジネススキルのひとつと認識されるようになりました。営業部門だけでなく、技術部門も研究開発した製品やサービスを自分たちで発表する時代です。

ミーティングでの発表やプレゼンテーションでは、制限時間の中で必要最小限の情報に絞り込んで、説得力のある話を展開しなければなりません。しかも、この10年ほどの間にその発表形態は大きく変化しました。PowerPointやKeynoteなどのプレゼンテーション用ソフトウェアの普及により、視覚的により多くの情報を効果的に提示できるようになったのです。作成したスライドをハンドアウトとして参加者に配布することも日常的になりました。

しかし、プレゼンテーションの本質は、やはり言葉による情報の伝達と説得であり、質疑応答を通した発表者と聴衆との言葉による相互理解(インターアクション)の促進です。

本書に収録した表現を覚え込んで使いこなし、ミーティング、プレゼンテーションを英語で行えるだけの表現力を身につけていただければ幸いです。

最後に、本書の出版にあたり、レイアウト、構成や掲載項目について貴重なご意見をいただいた株式会社語研の奥村民夫さん、林もも子さん、山口貴久枝さんに、この場を借りて心より深くお礼を申し上げます。

北に一星あり 小なれど その輝光強し

国立大学法人小樽商科大学大学院ビジネススクール教授 小林敏彦
国立大学法人小樽商科大学言語センター准教授 Shawn M. Clankie
目 次
I発表に備える
1. 司会:出席者を確認する
12
2. 司会:開始を遅らせる①
13
3. 司会:開始を遅らせる②
14
4. 司会:中止する
15
5. 司会:開始を宣言する
16
6. 司会:配布資料について知らせる
17
7. 司会:会場の設備について説明する
18
8. 司会:機械の不調に対処する①
19
9. 司会:機械の不調に対処する②
20
10. 司会:音響を確認する
21
11. 司会:情報を提供する
22
II発表する
12. 司会:発表者を紹介する
24
13. 発表:聴衆に感謝する
25
14. 発表:自己紹介する①
26
15. 発表:自己紹介する②
27
16. 発表:発表の時間配分を説明する
28
17. 発表:質問を促す
29
18. 発表:コメントなどを促す
30
19. 聴衆:録音許可を求める
31
20. 発表:配布資料の確認を求める
32
21. 発表:資料の扱いについて注意する
33
22. 発表:プレゼンテーションを開始する
34
23. 発表:要点を伝える①
35
24. 発表:要点を伝える②
36
25. 発表:要点を伝える③
37
26. 発表:要点を整理する
38
27. 発表:発表の手順を説明する
39
28. 発表:関心を引き寄せる
40
29. 発表:知識・関心を確認する①
41
30. 発表:知識・関心を確認する②
42
31. 発表:言葉の定義を確認する
43
32. 発表:トピックを説明する
44
33. 発表:背景を説明する
45
34. 発表:現状を報告する①
46
35. 発表:現状を報告する②
47
36. 発表:現状を報告する③
48
37. 発表:現状への不満を伝える
49
38. 発表:特定のトピックに言及する
50
39. 発表:問題点を指摘する①
51
40. 発表:問題点を指摘する②
52
41. 発表:古いやり方を捨てる
53
42. 発表:真相を伝える
54
43. 発表:意外な知らせを伝える①
55
44. 発表:意外な知らせを伝える②
56
45. 発表:意外な知らせを伝える③
57
46. 発表:言いにくいことを伝える
58
47. 発表:自分のサイトに誘導する
59
48. 発表:統計・数値を示す
60
49. 発表:数値の変化を示す
61
50. 発表:図表を説明する①
62
51. 発表:図表を説明する②
63
52. 発表:図表を説明する③
64
53. 発表:図表を説明する④
65
54. 発表:割合を示す
66
55. 発表:必要性を訴える
67
56. 発表:自分の考えの根拠を伝える
68
57. 発表:感動・驚き・悲しみを伝える
69
58. 発表:聴衆に問いかける
70
59. 発表:さりげなく非難・批判・反対する
71
60. 発表:明確に反対する
72
61. 発表:賛成・支持する
73
62. 発表:聴衆に共感を求める
74
63. 発表:一般論を述べる①
75
64. 発表:一般論を述べる②
76
65. 発表:一般論を述べる③
77
66. 発表:誤りを指摘する
78
67. 発表:理想論を述べる
79
68. 発表:私見を述べる
80
69. 発表:異なる見方を示す
81
70. 発表:熟考した結果を伝える
82
71. 発表:思いついたことを伝える
83
72. 発表:手短かに述べる
84
73. 発表:例を挙げる①
85
74. 発表:例を挙げる②
86
75. 発表:原因・要因を示す①
87
76. 発表:原因・要因を示す②
88
77. 発表:留意を促す
89
78. 発表:重要な点を強調する①
90
79. 発表:重要な点を強調する②
91
80. 発表:重要な点を強調する③
92
81. 発表:重要な点を強調する④
93
82. 発表:話題を変える①
94
83. 発表:話題を変える②
95
84. 発表:話題を変える③
96
85. 発表:話題を変える④
97
86. 発表:本題に戻る①
98
87. 発表:本題に戻る②
99
88. 発表:選択肢を示す
100
89. 発表:解決策を提示する
101
90. 発表:先行研究を提示する①
102
91. 発表:先行研究を提示する②
103
92. 発表:調査結果を報告する①
104
93. 発表:調査結果を報告する②
105
94. 発表:調査結果の詳細に触れる
106
95. 発表:調査結果に対する反応を問う
107
96. 発表:調査結果を解説する
108
97. 発表:結論が導けないことを伝える
109
98. 発表:否定的な見解を述べる
110
99. 発表:比較する
111
100. 発表:関連を否定する
112
101. 発表:繰り返して強調する
113
102. 発表:情報を追加する①
114
103. 発表:情報を追加する②
115
104. 発表:情報を追加する③
116
105. 発表:情報を追加する④
117
106. 発表:強調する
118
107. 発表:仮定を問いかける
119
108. 発表:解決策を提示する①
120
109. 発表:解決策を提示する②
121
110. 発表:発想の転換を訴える
122
111. 発表:聴衆の理解を確認する
123
112. 発表:結論を述べる
124
113. 発表:発表を終える
125
III発表者へのフィードバック
114. 聴衆:質問する
128
115. 聴衆:複数の質問をする
129
116. 聴衆:意見を求める
130
117. 聴衆:原因を問う
131
118. 聴衆:発言を繰り返してもらう
132
119. 聴衆:発言の意味を確認する
133
120. 聴衆:質問への回答が理解できない①
134
121. 聴衆:質問への回答が理解できない②
135
122. 聴衆:要点・結論を尋ねる①
136
123. 聴衆:要点・結論を尋ねる②
137
124. 聴衆:具体的な説明を求める
138
125. 聴衆:例を挙げてもらう
139
126. 聴衆:本意かどうか確認する
140
127. 聴衆:本意ではないと疑う
141
128. 聴衆:プレゼンの一部に興味を示す①
142
129. 聴衆:プレゼンの一部に興味を示す②
143
130. 聴衆:証拠を求める
144
131. 聴衆:誇張を指摘する①
145
132. 聴衆:誇張を指摘する②
146
133. 聴衆:非論理性を指摘する
147
134. 聴衆:提言する①
148
135. 聴衆:提言する②
149
136. 聴衆:同意を求める
150
137. 聴衆:同意する
151
138. 聴衆:消極的に同意する
152
139. 聴衆:積極的に同意する
153
140. 聴衆:反対する①
154
141. 聴衆:反対する②
155
142. 聴衆:考えの甘さを指摘する
156
143. 聴衆:再考を求める
157
144. 聴衆:真意を確認する
158
145. 聴衆:発言中の言葉を定義してもらう
159
146. 聴衆:反論する①
160
147. 聴衆:反論する②
161
148. 聴衆:今後の見通しを問う①
162
149. 聴衆:今後の見通しを問う②
163
150. 聴衆:発表の内容をほめる
164
IV聴衆へのフィードバック
151. 聴衆に対して:質問を受ける①
166
152. 聴衆に対して:質問を受ける②
167
153. 聴衆に対して:質問が聞き取れない①
168
154. 聴衆に対して:質問が聞き取れない②
169
155. 聴衆に対して:質問者を指定する
170
156. 聴衆に対して:断定を避けて答える①
171
157. 聴衆に対して:断定を避けて答える②
172
158. 聴衆に対して:質問に回答できない①
173
159. 聴衆に対して:質問に回答できない②
174
160. 聴衆に対して:質問に回答できない③
175
161. 聴衆に対して:打つ手がないと回答する①
176
162. 聴衆に対して:打つ手がないと回答する②
177
163. 聴衆に対して:明確な回答を避ける
178
164. 聴衆に対して:検討中であると回答する
179
165. 聴衆に対して:守秘義務があることを伝える
180
166. 聴衆に対して:回答を先送りする①
181
167. 聴衆に対して:回答を先送りする②
182
168. 聴衆に対して:既成事実を伝える
183
169. 聴衆に対して:文献などを紹介する
184
170. 聴衆に対して:回答が理解されたか確認する
185
171. 聴衆に対して:自分の話が理解されているか確認する
186
172. 聴衆に対して:質問を強く促す
187
173. 聴衆に対して:質疑応答から先に進む
188
174. 聴衆に対して:プレゼンを終える
189
175. 司会:発表者をたたえる
190
176. 司会:終了を告げる
191
V  評価
177. 評価:ほめる①
194
178. 評価:ほめる②
195
179. 評価:触れなかった事項を指摘する
196
180. 評価:アイコンタクトの欠如を指摘する
197
181. 評価:強調すべき点を指摘する
198
182. 評価:話す速度を指摘する
199
183. 評価:不明瞭な話し方を指摘する
200
184. 評価:自信の欠如を指摘する
201
185. 評価:声が小さかったと指摘する
202
186. 評価:スライドが見にくかったと指摘する
203
187. 評価:準備不足を指摘する
204
188. 評価:時間配分の不備を指摘する
205
小林敏彦

 小樽商科大学商学部経営法学コース卒(大谷良雄ゼミ:国際法専攻),ハワイ大学マノア校大学院英語教育研究科修了(MA in ESL),ハワイ州会議通訳者免状(同時・逐次)取得。ハワイ大学日本語講師を経て,現在,国立大学法人小樽商科大学大学院ビジネススクール教授。
 TESOL学会,大学英語教育学会(JACET),映画英語教育学会(ATEM),時事英語学会(JACES)会員。柔道2段,コバ英語ジム(KEG:KOBA English Gym)主催。趣味は洋画と筋トレ。
 著書に『ニュース英語究極単語10,000』『ビジネスパーソンの英会話フレーズ525』『ネイティブがよく使う英会話表現ランキング』『会話する英文法Q&A』『英会話フレーズ600』『英語で言ってみるMy Life』『単語でマスターするネイティブ英会話』『日常英会話ネイティブ表現』(以上,語研),『外国人の先生と話そう』(大修館書店),『映画英語教育論』(スクリーンプレイ社),『かけがえのない健康と環境』(成美堂),『英会話フレーズ2220』(三修社),『英語リスニング教材開発の理論と実践』(小樽商科大学出版会)ほか多数。主要論文に,“Native and Non-native Reactions to ESL Compositions”(TESOL Quarterly, vol.26, No.1, Spring 1992)がある。

Shawn M. Clankie

 米国南イリノイ大学フランス語学科(B.A.)卒,南イリノイ大学大学院TEFL 修士課程修了(M.A.),ケンブリッジ大学大学院言語学修士課程修了(M.Phil.),ハワイ大学大学院言語学博士課程修了(Ph.D. 取得)。ハワイ言語学学会(LSH)前会長,北海道国際ビジネス協会(HIBA)前会長。現在,国立大学法人小樽商科大学言語センター准教授。
 著書に『ビジネスパーソンの英会話フレーズ525』『ネイティブがよく使う英会話表現ランキング』『会話する英文法Q&A』『英会話フレーズ600』『英語で言ってみるMy Life』『単語でマスターするネイティブ英会話』(以上,語研),『言語と私たちの世界』『英会話フレーズ2220』『日本人から見たアメリカ人の不思議な行動パターン』(以上,三修社),『私たちの地球と健康』『かけがえのない健康と環境』(以上,成美堂),“A Theory of Genericization on Brand Name Change”(Edwin Mellen Press)。Time magazine, The Japan Times, Honolulu Advertiser, Verve,その他記事投稿多数。
 URL:http://www.otaru-uc.ac.jp/~shawn

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