日常スペイン語会話ネイティブ表現
定価:本体 1,800円+税
(税込定価: 1,944円)
ISBN978-4-87615-211-7
判型:四六判
192ページ
CDブック(CD1枚)
初級~中級
2010年7月1日発売
3パターンで決める
世界の4億人以上が話し、今後ますます重要性が高まるスペイン語。本書は、ネイティブ・スピーカーが日頃使う簡単フレーズを、場面別・目的別に3通りの言い方で紹介。各表現には一往復からなる対話例も付いている。初級・中級レベル程度の学習者におすすめの一冊。
スマホで無料で!
ポッドキャストでの音声無料配信を開始しました(スマホ対応。会員登録不要)。
iTunesへのリンク
購読用URL

はじめに

本書の目的,それはスペイン語のネイティブ・スピーカーが日常会話で使っている簡単な決まり文句を紹介することです。

日本の外国語教育では,よく「会話は高速で行なう口頭作文だ」と言われます。確かにこうした考えは正しいのですが,その正しさは部分的なものでしかありません。なぜかと言うと,ネイティブ・スピーカーは会話を行なう際に,常に一から作文を行っているわけではないからです。

会話を適切に遂行するためには,言葉が伝える意味と,文法という形,ならびにその言語が会話で果たす機能という,三つの異なる処理を短時間で行なわないといけません。こうした要請に対処するために,ネイティブ・スピーカーは,会話で使用頻度の高い表現を,決まり文句として覚えることで,自分が本当に言いたいことを一から作文する時間を確保するようにしているのです。したがって,私たちノンネイティブ・スピーカーがスペイン語で会話を行なえるようになるためには,口頭作文力と平行して,簡単な決まり文句を使いこなす能力を身につけないといけませんが,今までの日本で書かれたスペイン語の参考書では,旅行会話や日常の挨拶などを扱ったフレーズブックは多数存在しても,決まり文句を体系的に学習するための本はあまり存在しませんでした。そうしたニーズを満たすために書かれたのが本書です。著者にとりましては,本書がみなさんのスペイン語会話の上達の礎となれば,それに勝る喜びはありません。

最後に,本書の姉妹本である『日常フランス語会話ネイティブ表現』と同様,(株)語研編集部の島袋一郎氏には大変お世話になりました。また,上智大学教授のアントニオ・ルイス・ティノコ先生には,スペイン語のバリエーションに関するアドバイスをいただきました。先生のご協力により,本書に収録されているスペイン語は,スペイン及び中南米の両方で通じるスペイン語になったと自負しています。お二人に,ここに感謝の意を表したいと思います。

2010 年 6 月
著 者
井上大輔

 早稲田大学英文学専修卒業後,早稲田大学文学研究科仏文専修で修士課程修了。現在,上智大学外国語学部大学院にてロマンス語学と第二言語習得を研究中。
 主な著書に『フランス語会話フレーズブック』(共著,明日香出版社刊),『捨てる英語、拾う英語』(クロスメディア・パブリッシング刊),『捨てる英語勉強法〈リスニング編〉』(三修社刊),『日常フランス語会話ネイティブ表現』(語研刊)がある。
【ブログ】 スペイン語活用表を音声付きで配布中
http://frenchpodcast.cocolog-nifty.com/blog/cat32578823/index.html

Monica Alvarez

 コロンビア生まれ。ロス・アンデス大学を卒業後,上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻,修士課程修了。現在は,上智大学大学院博士後期課程在籍。社会言語学と日本のポップカルチャーを研究中。