中国語基本単語2000
中国語基本単語2000ISBN9784876156184
樋口勝:著+李珍:著
定価:本体 1,200円+税
(税込定価: 1,320円)
ISBN978-4-87615-618-4
判型:新書判
208ページ
テキスト(音声別売)
1988年6月20日:発売
2021年11月24日:第19刷
※本教材の感想を読者カードやレビューサイトにお寄せください。
初学者にとって重要な基本単語
自分の意志を相手に伝え、相手が話す意味を理解する。中国語は語尾の変化がないので基本的な単語を覚えておくだけでも簡単な日常会話は可能です。用途別・状況別に覚える単語を増やしていけば、大きな効果が期待できます。中国語の発音の特徴である「声調」についても、本教材でしっかり学んでいきましょう。
別売音声教材はダウンロード版(有料)のご利用が便利です。
電子書籍あり
音声付き電子書籍あり

はじめに

 本書は、中国語の単語や句を、実用会話に役立つよう編成した単語集です。

 特に初学者のために、日常会話において最低限必要と思われる単語を抽出しました。

 日常会話ができるようになるためには、文法の学習も必要ですが、基本的単語を身につけるのはそれ以上に重要です。

 外国語を身につける第一の目的は、言うまでもなく、自分の意志を相手に伝え、相手が話す意味を理解することです。中国語は語尾の変化がないので、基本的な単語さえ覚えていれば、簡単な日常会話は可能です。つまり、単語をいくつかある文型にあてはめていけば良いだけです。

 本書は携帯可能な新書判ですので、常に携帯し、日常生活の中で日本語と照らし合わせながら、随時、暗記していけるでしょう。

 中級者の方も、また上級者の方でも、意外に身近な単語を覚えていない場合があるので、活用できるのではないかと思います。

また、別売の音声を併用して本書の単語を正確な発音で暗記されれば、ひろく応用できます。楽しく覚えてください。

1988年5月
著者
樋口勝
李珍
はじめに
3
構成と使い方
6
索引
198
第1章 発音
短母音と声調
8
複合母音
10
子音
12
息の使い方
14
アクセントと変調
16
第2章 聴いて話す単語
人やものをさすことば
20
はい、いいえ
22
たずねることば
26
28
大きな数
30
年月日
32
昨日・今日・明日
34
時刻と時間
36
おおまかな時
38
四季と年中行事
40
いつもの動作
40
毎日の生活
44
中国語を学ぶ
46
教室で(1)
48
教室で(2)
50
学校につて
52
学習する道具
54
家族の呼び方
56
親戚の人々
58
周囲の人々
60
あなたの性格
62
訪問する
64
あいさつのことば
66
感情を表現する
68
かたちや質を表現する
70
服を着る
72
ファッションのいろいろ
74
色ともようのことば
76
下着とアクセサリー
78
衣生活のしごと
80
身したくする
82
きょうの天気(1)
84
きょうの天気(2)
86
自然地理
88
食事はしましたか
90
レストランで
92
料理を作る
94
穀物と野菜
96
山海の珍味
98
味はどうですか
100
食事の道具
102
何か飲み物でも
104
住まいの外観
106
家の中は
108
室内を整理する
110
雑貨
112
家庭の電化
114
ペットのいる庭
116
健康なからだ
118
顔と表情
120
汗をかいたり
122
胸から上と動作
124
腰から下と動作
126
手・足・頭の働き
128
病気やケガにそなえて
130
病院へ行く
132
街へ出ましょう
134
位置と方角をしめす言葉
136
位置と方角を知る
138
車に乗る
140
乗物を利用する
142
列車の乗って遠くへ
144
旅行に出かける
146
出入国を順調に
148
空港で
150
飛行機内で
152
ホテルで
154
両替するには
156
計算を正確に
158
買物を楽しく
160
手紙を出す
162
電話をかける
164
いろいろな職業
166
職場でつかうことば
168
ミーティングで(1)
170
ミーティングで(2)
172
貿易・取引のことば
174
産業に関わるもの
176
スポーツが好き
178
試合をしょう
180
趣味は何ですか
182
芸能について
184
報道をきく
186
第3章 会話キーワード
介詞を使う
190
副詞をつかう
192
助動詞と保護をつかう
194
接続詞をつかう
196
*覚えて便利な都市・国名
18
*基本の文のかたち
24
*メートル法の単位
188

構成と使い方

特徴どのページも、開いたところがまとまとまりの単位です。好きなところを開いて練習するもよし、また、初めて中国語を学ぶ方は、順に2ページずつ覚えていくと、自然に会話が口をついて出るようになるでしょう。

発音第1章は発音の練習です。それぞれの単語については、覚えるというより、生の中国語にふれていくステップとして、発音練習の素材にしてください。
*カタカナは発音のめやすです。

単語第2章が、耳で聞き、口で話すための単語です。すべて、実際の会話に使われることばですが、意味としての覚えやすさと、聞いたり使ったりする場とを考慮して分類しています。

文法第3章は、中国語の会話でポイントとなる品詞のことばを集め、正しくなめらかな会話を身につけられるよう、熟語や短文で覚えます。

別売CDの利用法

 別売CDには、本書にあげた全単語を収録しています。まず、中国語が、つぎに日本語が読み上げられます。
 テキストを用いずに学習するときの便を考え、日本語を一部変更して読んである箇所もあります。

CD収録時間
Disc1:57分54秒/Disc2:59分01秒

樋口勝

 1957年東京生まれ。創価大学,北京大学卒業。早大大学院博士後期課程修了。中国語の翻訳・通訳,ハーバード大学客員研究員を経て,現在,創価大学文学部教授。論文『相対主義と絶対主義の相克』『現代新儒学に見る宗教精神』『馮契に見る価値範疇としての真理』など。

李珍

 北京生まれ。創価大学卒業。慶大大学院修士課程修了。NHK国際放送の翻訳・アナウンサー,NHKドラマ部の中国語通訳・翻訳,コーディネーター,大学非常勤講師を経て,現在,㈱JCP代表取締役社長,日中合作のドラマ,ドキュメンタリーを制作。東京国際映画祭グランプリ作品『暖(ヌアン)』をプロデュース。著書『真実』,論文『近代中国の家族制度についての一考察』,訳書『大草原に還る日』など。

語研の公式ストアへのリンク