フィリピノ語基本単語2000
定価:本体 1,600円+税
(税込定価: 1,760円)
ISBN978-4-87615-621-4
判型:新書判
232ページ
テキスト(音声別売)
入門~初級
1989年5月1日発売
別売音声:ISBN978-4-87615-537-8
(CD2枚 価格:本体 2,300円+税)
聴いて,話すための
シリーズ累計65万部突破のロングセラー。聴いて話すために必要な基本単語2000語を項目別に学習。発音と基本的な文型についても巻頭で解説。別売の音声教材はCD版のほか、インターネット経由でデータをダウンロードできるDL版(有料)もある。

はじめに

 フィリピンと日本はここ数年さまざまなレベルでの国際交流が深まってきている感があるが、国語フィリピノ語をはじめ、数多くある言語のことは我が国ではまだあまり知られていない。学習しようにも適切な文法書、テキスト、辞書もほとんどない状態である。一方義務教育レベルでの国語教育の拡充や、ナショナリズムの高揚もあり、フィリピン国内における共通語としてのフィリピン語の普及は著しいものがある。70年代までは英語で表されていたもの、政治思想や社会科学関係の単語までもがどんどんフィリピノ語にとって変えられている。 本書は、基本単語集であるが、従来の基礎単語といわれているものに加え、今日のフィリピンの社会状況や文化を表しているような単語、例文を積極的に取り入れた。また、第1章では日本人にはなじみの薄い文法事項のいくつかを説明することにより、その少しばかり複雑な言語構造が少しでもかいま見られるようにしたつもりである。

 本書の単語、例文の選択にあたっては、友人のリース・カセルさんと共に編集したが、同じく友人で国立フィリピン大学社会学科准教授のチェリー・ピケロさんからも有益な助言をいただいた。本書がフィリピン・フィリピノ語に興味ある方々に少しでもお役に立てば幸いである。

1989年3月
山下 美知子
山下美知子

 横浜生まれ。東京外国語大学インドシナ科卒業。国立フィリピン大学言語学科修士号取得,博士課程中退。主な著書に,『フィリピン短編小説珠玉選②』(井村文化事業社),『実用フィリピノ語会話』『ピリピノ語会話練習帳』,イロカノ語/セブアノ語/ヒリガイノン語/ビコール語/ワライ語/パンパンガ語/タウスグ語 各『会話練習帳』(大学書林)がある。大阪外国語大学ほかで教える。

Leith Casel

 マニラ生まれ。国立フィリピン大学言語学科卒業。国立フィリピン大学言語学科修士号取得。文部省留学生として来日し,筑波大学大学院で研究する。著書に『イロカノ語会話練習帳』『実用フィリピノ語会話』(共著)がある。上智大学ほかで教える。