ポルトガル語基本単語2000
吉浦要:著
定価:本体 1,650円+税
(税込定価: 1,815円)
ISBN978-4-87615-659-7
判型:新書判
256ページ
テキスト(音声別売)
入門~初級
1992年11月1日発売
別売音声:ISBN978-4-87615-544-6
(CD2枚 価格:本体 2,300円+税)
聴いて,話すための
シリーズ累計65万部突破のロングセラー。聴いて話すために必要な基本単語2000語を項目別に学習。発音と基本的な文型についても巻頭で解説。別売の音声教材はCD版のほか、インターネット経由でデータをダウンロードできるDL版(有料)もある。

はじめに

 30年前、私が3歳のときブラジルへ移民して以来、後にした生まれ故郷に帰ったときのことです。親戚たちに囲まれてポルトガル語を話しましたが、当時の日本の田舎の人にはすべて横文字は英語であって、ポルトガル語の意味をわかってもらえることはできませんでした。

 しかし、日本に入った最初の西洋のことばはポルトガル語です。ポルトガル語とともに西洋の文化が日本にも上陸しました。私たちは日常の生活の中で、無意識にいろいろなポルトガル語からきたことばを使っています。たとえば、パン、ボタン、天ぷら、カルタ、シャボンなどです。また、「ピンからキリまで」の表現もポルトガル語のpinta(はじめ)、cruz(第10番目)から来たという説もあります。(小学館『国語大辞典』)

 また、その反対に日本語からポルトガル語になったことばもたくさんあります。wassabi(わさび)、gobo(ごぼう)、shoyu(醤油)など、食物に関してのたくさんのことばが、ブラジルではそのまま使われています。特に最近ではdekassegui、issei、nissei……などと、増えています。ポルトガル語を聞く機会も、最近では多くなりました。

 最後にポルトガル語を勉強する理由を述べたいと思います。

 1.ポルトガルの文化を知るために。文化はその国民の心であり、ポルトガル、ブラジルと友好を結ぶには必然です。

 2.両国に対する尊敬と感謝の意を示すために。

 3.日本は知能の糧。活かすも殺すもあなた次第です。どうかこの本をご活用してください。

1992年8月
吉浦 要
吉浦要

 1921年生まれ。3歳のとき,ブラジルへ渡る。
 1952年,ローマのグレゴリアン大学を卒業。
 1953年から1960年までサンパウロの聖フランシスコ学園で教育にあたる。
 1961年に来日。1964年まで上智大学ポルトガル語学科に招聘され,1992年まで上智大学ポルトガル語学科講師をつとめる。